残留だけが人生か 宇都宮シクロクロス
sakai kensakuさん撮影
ササキ氏撮影
ごんださん撮影
一瞬でも先頭に出たのは何年ぶりだろう。
いまのカテゴリを走るようになってから初めてのはず。先頭に出るとスピードの抑えがきかなくなる。これ健在。
完全なオーバースピード、オーバーペース。しばらくするとやはりホイホイと抜かれはじめ、先頭からいつもの順位、去年までの定位置にずるずる下がっていってしまう。
そして得意に感じていたコーナーで、ペダルを地面にあてて落車。右脚を痛める。
そこから障害物をこえるにも脚が痛みで持ち上がらず、後輪を障害物にぶつけてしまいチェーン落ち。チェーンを直す間に、さらに順位は下がる。
一度止まったことで心拍数も急激に低下し、それに適応できずに嗚咽。
昨シーズンから今シーズンまでの半年のトレーニングがいっさい上積みになっていないという現実をつきつけられ、レースを途中で投げ出したと言っていい。
完走しただけ。残留基準以下。「シクロクロスやめよかな」とがっかりしてしまった。
レース後にマイルポストのアッキーと、なんとなくのレースの振り返りをする。
今日の序盤、ほんのすこしの間、1位2位で走ったその一瞬「自分とアッキーのかつての昇格レース」を思い出しちゃったねー。ワクワクしたねー、なんて話していたら、やめるのやめるかと……。
明日も茨城でレースがある。とりあえず脚が痛く、必死に揉んでいる。どうやら明日までに治りたいらしい。