東海シクロクロスに初上陸


いまさらではありますが、AJOCCでの開催おめでとうございます。

「AJOCCなら一度は遠征する!」という宣言通り、東海シクロクロスに初上陸であります。有言実行、私の東海クロス参戦はワイルドネイチャープラザで始まりました。

「東海のコクサイデ。行きましょう!」と、強く誘ってくるのは、三度の飯よりきついつらいが好き、TEAM TAMAGAWAのドM大使こと金子さん。

乗れる男と乗れない男に二分されるような砂コースであるなら、私は乗れる男である。かつてのシクロクロス東京で、多くの出場者が降車しランするなか、ひとりペダルを踏み続けたあのイメージ。私は乗れる男。ああ、勝ちしかみえない。

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これな。

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遠征メンバー。移動中に寝る気まんまんで夜中まで飲んでいた金子氏と21歳の若手たち。到着後は自転車店circlesに寄ったり、からーい台湾ラーメンを食べたり、東海遠征を満喫。

「スタート10秒前」のコールの直後に号砲。10秒前の宣言をしたからといって、10秒後ぴったりにスタートの合図をする必要はない、いつでも笛を吹いてよいとどこかのルールブックで読んでいて、それを知っていた私は、これをいつかどこかでやられるのではないか思っていた。

東海クロスでそれがきただけのこと。間違いを疑ってスタートしないなど愚の骨頂。これもあって、2列目スタートだというのにスイッと2番手にあがる。

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はい、スイッと。

ここで先頭にたつほど飛ばしたら、いつも通りにすぐやられるという体験から抑制がきき踏み込みがやや甘い。すると前を被せられる。被せて減速とか、お前は鬼畜か。さっさと進め( ´Д`)y━・~~

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ここでもう想定外。

被せられて仕方なしにペダルをゆるめた瞬間、砂の抵抗が主張してくる。すぐに待っているのは想定外の場所でのランニング。試走でも走ることがなかった初っ端でランを強いられるつらい展開に。

少しでも砂をランをしたら消耗しきってしまい、自転車に乗っても砂を突き進む脚がない。「降りる・走る・乗れない」の悪循環。1分遅れでスタートしたL1にもすぐに抜かれ、きっと背中に哀愁が。

ひとり旅になって、カラダが回復してからは乗れる場所が増えてくる。被せられなければ行けるのだ。

だからなんだ? だったら被される可能性を潰しておけば?そんなもん先に策を練っておけ( ´Д`)y━・~~

それでもやはり乗れない場所はある。またまた走ってまた消耗。消耗してはふらついて止まって。もーいや。

すっかり戦意喪失したなかで、ジュニア日本チャンピオンの聖にラップされホッとする。29人出場で24番でゴール。残留基準にも満たない成績で、はー、岐阜まで何しにきたんだか。

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無慈悲なラップ。

はー、行列のできるちゃんぽん屋の「黒ごま担々ちゃんぽん」を食べにきたのか。そうだろ、そうだろ、きっとそうだろう。

そして、21歳の若手ふたりは、辛いモノを食べて肛門がヒリヒリする感覚を知らないらしい。ヒリヒリしなければ若手、ヒリヒリしたらおっさん。それな。

すっかり懲りたので、砂のレースはエントリーしません。乗れる砂が得意とか、もう言いません( ´Д`)y━・~~ 

しかし、コースはとても楽しいものでした。異端ではあるが、奇抜ではない。コースディレクターの腕の良さを感じる。でも出ない。楽しくても向いてないものは向いてない( ´Д`)y━・~~

レース中の写真4点すべてムスメミユキ氏撮影。いつもありがとー。