茨城シクロクロス城里町ふれあいの里

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会場は初開催の茨城県城里町ふれあいの里。「茨城県下でもっとも知名度がひくい」という独自調査の結果があるらしく、その課題に真っ向勝負の意味も含めて役場のバックアップも凄かったらしい。

公道を封鎖して舗装路の長い直線から始まるコースレイアウトからも強力なバックアップ体制がうかがえる。

茨城県城里町(しろさとまち)。シクロクロッサーならまずは名前だけでもおぼえてよね。

さてレース結果は22人中10位。トラブルが多く、まともに完走さえできずにいた今シーズンも完走すれば結果はそれなりについてくるようだ。

先週の宇都宮でも最終周回で両脚をつるまでは手応えを感じていたので「今日は勝ちもあわよくば」とは密かには思っていたけど、つった脚の回復は遅く、強くペダルを踏みこむことができなかった。

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写真@h_calさん

右眼の遠近感を失うくらいの酸欠もおきていた模様。雪のせいもあったかもしれない。途中からまともに目がみえなくて焦った。レース後には全身がつりそうになった。

今日のレースで私を苦しめたのは95段の階段。地獄の95段を駆け上がらせるために、階段下までの誘導に用意されたのは、くだりのキャンバーつづら折り。

このキャンバーが難しい。急勾配なうえに何度もターンさせられるので、ほんとに難しい。自分のレース後にカテゴリ1のレースもみていたけど、トップカテゴリであっても乗れない出場者がいるくらいに難しい。

まぁ自分はフル乗車のノー落車だったけどね。「難所を乗れる=かっこいい」に決まってるし、そもそも自転車は乗り物だし、ひきずるなんて自転車がかわいそうではないか(¬_¬)

もし仮にこのキャンバーの難所をランしたとしたら、直後に待つ不得意な階段のランはもっと遅かったことだろう。

普段から遅い階段ランをさらにゆっくりと5回もこなしたら、すなわち即ビリのリザルトが待つ。だからキャンバーは意地でも乗る必要がある。

いまここで告白するなら、試走で3度挑戦して、さっぱり乗れる気がしなかった。出走するのもやめようかと。

アウトインアウトのコーナリングの原則に従うと、急な斜面とめくれ上がる路面のせいで右にターンしようにもタイヤが左に流れてしまう。右にターンするために、アウトインアウトのアウトでもっとだいたんに外にふくらむ必要があった。

これを見つけられたかどうかがキモ。ライン取りが生命線だった。試走4回目でわかってきた。それからは確実に乗れる。

前に出れば「あのあさかがオレより速いわけがない」と追走されているのを感じまくっている今シーズン。

シクロクロス歴もかれこれだらだらともう5年くらい。始めたころからずっと縦の動きを含むテクニックにはそれなりの自信がある。

「このキャンバーも◎◎さんが乗れて、このオレが乗れないわけがない!」そのいやらしい精神が、生命線である最速ラインを発見させ、フル乗車、ノー落車を決めさせる。いやらしい精神も少しくらいならあってもいいんだ。

そう、あなたが「あさかより遅いはずがない」と猛追するのも否定しないさ。かかってきなさい( ´Д`)y━・~~