「レースの中のレース」とは?

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写真・タンネさん

「レースの中のレース」という言葉をシクロクロス界隈でよく聞くようになった。

おそらく、先頭争いとは違った場所でも個々の競い合いがおきていることを指すのだろう。そう理解している。

今シーズンのこれまで、カテゴリ2残留に必死ではあったが、昇格も狙っているというのはホントのところで、そのためのトレーニングを積んできた。昨日のシクロクロス千葉でも同じくらい余力を残している出場者とペースメークをしつつ先頭を目指したいと思っていた。

スタートからしばらくは良いペースで進行していた。スタート位置が後方だったこともあり、ペースの遅い前方の出場者に追いつくことになる。追いついたこちらには余裕があるので、スッと抜くことができる。

するとガムシャラに抜きかえされ、目の前ですぐに落車。またさらに前方の出場者をとらえ、抜くと抜きかえされ、シングルトラックで詰まりに詰まる。

今日に限らず、ここ数レースでそんなことが多かった。すべては「この俺があさかより遅いはずがない」という心情の発露であるかもしれないが、これが「レースの中のレースである」と定義するならば「ちょっと待った!」と言わせてほしい。

このバトルは局所的な満足にすぎず、前を目指す、もしくは後方に詰められないようにするという目的を持つならムダである。ラップタイムは落ちるばかりだ。

昨日はそんなことが繰り返され、ちょっとイラっとしてしまった。

一発で突き離すことができない自分が悪いということもあり、イラっとしてしまった自分にも反省しつつも「シクロクロスは限りある体力をいかに効率よく消費していくかが重要なスポーツである」と、ほんと最近わかったので(気づくの遅すぎ問題)、そうじゃないのかな〜と、提言としてBlogに残しておきたい。

かつてのGPミストラルで、カテゴリ2を一緒に走っていたスドーマンに追いつかれ「はい! そこ小競り合いしてない!」みたいな声がけをされたことがあり、たぶん、それと同じなんだろうと思い出した次第。

同じレースを走る愛しのライバルたちへ。前へ行こうぜ!