湘南ベルマーレシクロクロス平塚
得るものがまったくなかった。レース展開に入る前に、落車してしまいチェーン落ち。そこでプッツリと気持ちは切れ、追い込むことができずに終わってしまった。今シーズンのワーストレースと言っていい。
今日は4列目からのスタート。コース幅は広くなく抜きどころ少なめのコースレイアウトなので、団子状態がしばらく続く。2周めに入って、やはりたやすくは前に出ることがかなわないとわかると、背後について温存する策に徹する。
落車は2周めのバックストレートで起きた。パックで走っていて前方があまり見えないなか、リラックスを強く意識したあまり、ハンドルをふんわり握りすぎていて、路面のでこぼこでハンドルがとられて吹き飛んでしまった。
集中力が欠けていた。でこぼこした路面は、試走でわかっていたこと。
ラップタイムから計算すると、チェーン落ちの復帰まで25秒ほどかかっただろうか。
コース復帰したときには孤立してしまい、強い向かい風に吹かれてなす術がなかった。吹き飛んだときにペダルをスネに強打したらしく、じんじんと痛むのも気になる。
いつもと違うレース前の1週間を過ごした。過ごし方を意識して変えた。
とにかく「きつい、つらい、苦しい」を欲して、平日の夜にクロッサー仲間と公園の階段を猛ダッシュし、喉血が出そうになるほど追い込んだ。
泣きの2セット目もまたきつかった。今ここにある階段ダッシュがわれわれの本番であり、青春謳歌でもあったと言いたい気がしないでもない深夜の宴。いい歳をした男たちが集まって、アルコールを自転車にかえてキャッキャうふふと意地の張り合い。
翌日やってきたのは二日酔いではなく腰痛と各部筋肉痛だった。
レース直前の土曜日にも荒川の荒れ地と荒れ地をつなぐサイクリングで楽しく追い込み、腰痛に腰痛を重ねてしまった。
今日は試走でも腰が痛く、レース前の過ごし方としては、まったくいけてなかったと思い知る。
いつもと同じじゃまた同じ結果に終わると思いそうしてみたけど、どうやらこれは失敗だったようだ。
「自転車に運んでもらうのではなく、自転車を操作しなくてはならない」とは、とある教本の言葉だが、今日はレース中にこの言葉が浮かぶほど、自転車を操作していなかった。
写真はすべてTeamCUORE坂本さん。わざわざ観に来てくれたのに、ダメなレースしちゃって申し訳ないm(__)m