APA、まさかの2回目開催が決定

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2015年のほぼ開幕戦であった「茨城シクロクロス」でTEAM TAMAGAWAの金子さんはトップカテゴリに昇格した。

かつてのライバルは、あさかの走りにダメ出しをするようになる。

金子氏とサイクリングをするなら、慣れ親しんだシクロクロスバイクがよい。

脚力の差がそれほどないことを確認する。足りない部分をみつけ、来シーズンへの成長につなげる。そして、すきあらば、その天狗の鼻をへしおってやるのだ。

サイクリングロードの舗装路から少しそれて、ひと気のない砂利道を進む。お互いの心拍数を確認しながら、荒れた道を並走する。こちら77パーセントで余裕あり、あちら85パーセント。ここに勝機しかないだろう。

のぼり坂の入り口で、さらに負荷をあげていく金子氏。こちら90パーセント。くー、きつい、そこから金子氏のスパートで、一気に突き放される。

金子氏の解明しがたい謎の強さ。そして発せられるダメ出しを甘んじて受け入れるしかない格下の私である。

さらに何度もアタックしては「あさかクッソ弱い!」と罵倒する情け容赦ない金子氏。そこにサイクリングの快感を得ているふしがある。

このサイクリングが楽しすぎてみんなにもコースを知って欲しくなったのだろうか。罵倒する相手を増やし、もっと快感を得たいと思ったのだろうか。

金子氏がオルガナイザーとなり、急遽Asaka Prestige Arakawa(APA)の名のサイクリングイベントをSNSで告知。

室内トレーニングでの苦悶の表情をみせたくて、個人宛に送りつけたおふざけコラージュ写真を勝手転用する金子氏。「道中、ゴリラの出現に注意」の言葉を添えて、初回APAへの招待が始まった。

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その告知になんと9人のシクロクロッサーが集まった。その日の様子は当ブログにて既報の通りだが、ここだけの話、オルガナイザー金子氏はほとんど前を牽引しなかったにもかかわらず、ゴール直前に両脚をつるというオチをつけている。

それから「金子クッソ弱い!」「あさかAPAは強いけど、シクロクロスくっそ弱い!」と罵倒し合う毎日である。そしてこのたび、めでたくAPA第2回目開催が決定した。

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オルガナイザー金子氏、まさかの2週連続開催告知の出し惜しみなしである。

またみんなで走れば、両脚をつることになるというのに、どうやら苦手な部分を克服したいと考えているようだ。もっと強くなって全方位から「あさかクッソ弱い!」と言いたいのだろう。

フリードリヒ・ニーチェが言う。「脱皮しない蛇は滅びる」。金子氏が脱皮をはかろうとも、こっちも脱皮してやるからな。道中、脱皮したゴリラに注意せよ。

1枚目の写真:堀さん