サヨナラできない肩の痛み
落車で何度か頭を打ちつけている後遺症で、肩甲骨のあたりにクリーチャーを飼いならしている。私の身体に触れた整体師の人数は、両手で数えられる程度だが、全員が「ここ何かいますね」と指摘してきた。
また昨日、あの痛みがやってきた。眼が覚めると痛みで起き上がれなくなっていた。上半身の動きに肩まわりが追従してこない例のやつだ。
カルテによるとこの激痛で泣いていたのは、去年の5月、天気のよい日曜日。日曜日でも診てもらえる先生を必死になって探した。
広告費をたっぷりとかけ「カードの支払い可能」をでかでかとサイトにうたい、いかにも高額請求しそうな近場の整体を邪魔くさいと思いながら。
約1年ぶりの再会に「春になると痛むんでしょうかね」と葛飾区の整体師。桜の開花がはじまっている。
施術は全体のマッサージ、鍼と鍼への電流、置き鍼、湿布。黙々ととても丁寧に試行錯誤してくれる。
「明日も来れる? 明後日は?」と次回の通院を急かすことはせず、今日のベストを尽くしてくれる。
夜は、眠るとまた悪化するだろうと恐怖して夢に落ちたが、今朝もひどい痛みはあっても確実に良化している。
顔に吹き出物がふたつ、肩が爆発とシクロクロスのオフシーズンに入った瞬間にゆるんでしまった。
今朝の体重59.5kg、体脂肪率11.6%、数ヶ月ぶりの50kg台がやってきた。ほぼベスト体重もまったく意味がない。