泥の茨城シクロクロス

写真はすべてシクロワイアードさん。いつもありがとうございます。cyclowired.jp | シクロワイアード | Facebook

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レース前のウォーミングアップで左脚に痛みを感じる。すっかりオヤジになった私の回復力ではそんなものだ。ただ、昨日のレースジャパンカップシクロクロス)もそれなりに走れたので、疲れがあってもそれなりに走れるのではないかと、ポジティブな姿勢でスタートラインにた立つことができた。

レース開始の1時間前あたりから台風の接近による雨が降り始めた。満を持して、初めての使用となるマッドタイヤ。いつも使っているノーマルタイヤと同じ空気圧(前輪2.1、後輪1.8)で挑む。

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スタート直後3番手につける。心肺も脚もきつくない。前目で展開できそうな気配でややタイトなコーナーへ。難しくはないはずのコーナーで前輪がわずかの予兆もなくスパンと滑った。後輪は粘って残っていたので、左脚を地面につき転倒は回避。後続から「おいおいっ」の声。呆れた声だ。まぁそうだろう。「ここで滑るかアンタは?」と誰もが思う平凡なコーナーだ。邪魔してごめんよ。

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すぐにレース復帰はできたが、それでも大きく順位は落とす。機材への不信感が1周目で芽生えてしまった。自分のレースができないまま、周回数だけを重ねていく。

とにかく泥区間で遅く、降りつづく雨で悪化する路面コンディションにコントロール不能。元カテゴリ1のボウズ氏(Team 12So)に「マッドタイヤでそれか!」と言われながら抜かれる屈辱。

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身体には余裕があるので、草がはえる滑らないセクションでは腰をあげ踏んでいく。またボウズが視界に入り「ボウズこらー!」と声をあげつつ追いつき抜き返す。前シーズンは1度抜かれたら追いつく気がしなかったし、勝てる気もまったくしなかったボウズ氏。いいのか、それで!

それよりも、レース中に「ボウズこらー!」と声をだす余裕があり、追い込めていない自分に泣きたい。お前こそいいのか、それで。抜いた後のコーナーでまた滑って左足をつき、脚がつる。またしてもボウズが通過。そして敗戦。33人出場し27位の結果。

これまで、ブログもリアルも「いいものはいい」と絶賛してきたが、その絶賛をここで真の絶賛にするためにもあえてここで言う。「マッドタイヤでそれか!」と。

フォローするなら、機材のベストを引き出す使い方をしないことには、何を使ってもダメ。このタイヤの良さ、マッドタイヤをマッドタイヤとして使えるベストな空気圧ではなかったのかもしれない。

前輪が滑って、後輪が残っていたことを考えてみると、空気圧を後輪並みに落とすことも有効だったか。たぶんそこだなぁ。きっと乗り方も悪い。

まぁ次はやってやりますよ!

不甲斐ないレースのあとの洗車を手伝っていただいたチームのS田さんありがとうございました。こんなひどいレースの後にも優しくしてもらえてホントに嬉しかったです。